プラモデルを製作していると、1つしかないパーツが複数欲しい時があります。
部品請求ではパーツが届くまで時間がかかる、場合によっては部品請求してもパーツが無い場合があります。
おゆまるという型取りに使える商品を使って、プラモデルのパーツを複製してみました。
おゆまるを使っての複製
おゆまるという素材を使って、プラモのパーツを複製する方法を紹介します。
おゆまるは熱湯に浸すと柔らかくなり、型取りに便利です。
プラモのパーツをおゆまるで押し付けて、固まったら取り外します。
その型にレジンやポリパテなどを流し込み、乾かせば複製のパーツができあがります。
おゆまるは何度も使い回せるので、色々なパーツを作ることができます。
プラモのカスタマイズに同じパーツをいくつも使いたい時など、複製に挑戦してみましょう。
用意したもの
- 100円ショップなどで販売されているおゆまる
- おゆまるを固めるプラ容器
レゴブロックのようなものがあれば、繰り返し使えてよさそうです。
![](https://4g-plamo.com/wp-content/uploads/2021/11/IMG_20211023_203248-rotated.jpg)
- 割りばし
- おゆまるを柔らかくするお湯を入れる容器
2023年2月25日追記
保温力の高いダイソーのステンレス2重マグカップを新たに購入しました。
![](https://4g-plamo.com/wp-content/uploads/2023/02/PXL_20230129_021957722.jpg)
こちらの方がお湯が冷めにくく、おゆまるを柔らかくする時間を長く確保できます。
![](https://4g-plamo.com/wp-content/uploads/2021/11/IMG_20211110_170442-rotated.jpg)
おゆまるは80℃以上のお湯で柔らかくなります。
耐熱温度が80℃以上のものを100円ショップで購入しました。
![](https://4g-plamo.com/wp-content/uploads/2021/11/IMG_20211110_170509.jpg)
- ポリパテ(パテ革命 モリモリ)
複製するのにポリパテを使用。
![](https://4g-plamo.com/wp-content/uploads/2021/11/IMG_20211110_172643-rotated.jpg)
おゆまるを柔らかくする
おゆまるは80度以上のお湯に3分つけると柔らかくなるプラスチック粘土です。
90℃のポットのお湯を使っておゆまるを柔らかくしました。
やけどに注意して作業を行います。
![](https://4g-plamo.com/wp-content/uploads/2021/11/IMG_20211023_190842-rotated.jpg)
型取り
今回はHGUC クロスボーンガンダム フルクロスの胸のドクロを複製しました。
小さいパーツなのでおゆまる1本を2つに分け、上下の型にしました。
半分を用意した容器に押し込んで、パーツを入れます。
割りばしを使って、パーティングラインを同じように半分埋めます。
![](https://4g-plamo.com/wp-content/uploads/2021/11/IMG_20211023_191033-e1636533104421.jpg)
おゆまるを冷やしておくと型の上下を剥がしやすくなります。
お湯に入れてあった残り半分をその上に水気を切って入れ、割りばしで押し込みます。
しっかり押し込まないとパーツの形状が再現出来ません。
おゆまるの色が違うのは1つ目は失敗して、これが2つ目の型のためです。
![](https://4g-plamo.com/wp-content/uploads/2021/11/IMG_20211023_203236-rotated.jpg)
型取りが終わったら、おゆまるを冷まして容器から取り出します。
今回用意したものは取り出せないので、ニッパーで割って取り出しました。
レゴブロックのようなものが用意できれば、そちらを使った方がいいです。
![](https://4g-plamo.com/wp-content/uploads/2021/11/IMG_20211023_204407.jpg)
パーツの複製
ポリパテを使ってパーツの複製を行いました。
Waveのパテ革命 モリモリを使用。
![](https://4g-plamo.com/wp-content/uploads/2021/11/IMG_20211023_204741.jpg)
気泡が入らないように型にパテを少しずつ入れていきます。
![](https://4g-plamo.com/wp-content/uploads/2021/11/IMG_20211023_221710.jpg)
パテを詰めたら型を合わせて、パテが硬化するまで待ちます。
重しに接着剤のビンを使用しました。
後から考えれば、輪ゴムでしっかり密着させた方がよさそうでした。
![](https://4g-plamo.com/wp-content/uploads/2021/11/IMG_20211023_221749-rotated.jpg)
1時間くらい待ってから型を外しました。
ドクロの歯の部分は細かくて再現出来ていませんでした。
![](https://4g-plamo.com/wp-content/uploads/2021/11/IMG_20211023_213207.jpg)
裏面は接続ピンの根本がうまく成形できていませんでした。
見えなくなる部分なので、良しとします。
交差した骨の下の部分が下の型に埋まっていたので、こちら側に出てしまっています。
型のラインを上手に出したいところです。
![](https://4g-plamo.com/wp-content/uploads/2021/11/IMG_20211023_213228.jpg)
複製したパーツの整形
不要なバリを取った後の写真です。
交差した骨の下部分の型の合わせ目がうまくいきませんでしたが、これくらいなら治せます。
![](https://4g-plamo.com/wp-content/uploads/2021/11/IMG_20211023_231843-rotated.jpg)
サーフェイサーの1000番を吹きました。
赤丸で囲った部分に気泡がありました。
![](https://4g-plamo.com/wp-content/uploads/2021/11/IMG_20211024_091524.jpg)
ポリパテを使って気泡を埋めます。
![](https://4g-plamo.com/wp-content/uploads/2021/11/IMG_20211024_092145-rotated.jpg)
硬化させた後に整形してサーフェイサーを吹きました。
![](https://4g-plamo.com/wp-content/uploads/2021/11/IMG_20211031_000306-rotated.jpg)
塗装して仕上げた後の複製したドクロです。
![](https://4g-plamo.com/wp-content/uploads/2022/06/IMG_20211214_184501.jpg)
作業を終えて
複製する作業は久しぶりでした。
以前なら自分が欲しいパーツを揃えたいと思ったら、複数同じプラモデルを購入して数を揃えることができました。
今は欲しいプラモデルを1つも入手できないような状態です。
こういう時には複製するのも1つの手だと思います。
ちょっとしたパーツなら複製して数を揃えたりできますので、複製に興味のある方は挑戦してみてはいかがでしょうか?
今回の記事は以上になります。
コメント
ブロックが必要でしたらダイソーで買える300円のブロック(収納ケース付)がおすすめです
この商品自体は知っているのですが、よく行くダイソーでは見かけません。
時期が悪いのか、エリアが悪いのかは分かりませんが、購入してみたいとは思っています。
購入できましたら、記事のリライトを行いたいです。