バンダイスピリッツより発売された『30 MINUTES SISTERS』30MS SIS-G00 リシェッタ[カラーA]の製作記事です。

リシェッタを組んでいろいろポーズを取らせていると分かりますが、太ももはある程度までしか閉じることができず、クロス立ちなどの立たせ方ができません。
2022年5月発売のアルカ=カルティー、オプションボディパーツ5の太ももはアップデートされ、可動範囲が広がっているようです。
今回はリシェッタの股関節部分を加工し、クロス立ちなどができるように改造した方法を書いていきます。
無加工のキットと比較
左のリシェッタが加工を行った後のキットです。
右は太ももがリシェッタと同じ体型である、オプションボディパーツ タイプG02[カラーC]に交換した、無加工のルルチェとの比較です。

無加工の方はこれ以上、足を閉じることができません。
ボディラインも加工後の方が滑らかだと思います。
加工方法
太ももの加工
可動範囲が改修された太ももは、関節軸下を削らなくてもスペーサーを追加するだけでクロス立ちなどができるようになりました。
スペーサーだけ追加しています。
太もも内側の関節軸下を1mm~1.5mmほど削ります。
太ももを接着する前の方が加工しやすいです。

加工後と加工前の比較です。
お尻のモールド部分に線を引いて、加工を分かりやすくしてみました。

関節軸用スペーサーの加工
30MMのオプションセットなどに付属の30MM ジョイントⅠのパーツ6を加工します。

1mm厚に輪切りにしたものを2つ用意します。
左右切り欠いているのは、太ももの関節軸の間に挟むためです。
無加工だとスムーズに可動させることができませんでした。
均一の厚さにするのが難しいので、1mmプラ板に3mm穴を開けて整形する方法もあります。
1mmプラ板をスペーサーに加工
1mmプラ板は模型店や100円ショップ セリアなどで販売されています。
3mmの穴を開ける工具も模型店や100円ショップ ダイソーで販売されています。

商品名は「差込み式精密ドライバー」と「ジルコニウムコーティング 鉄工ドリル刃3.0mm」です。
ドリル刃とドライバーの持ち手を組み合わせて使用しています。

チタンコーティングのドリル刃もありますが、持ち手にしっかり嵌りません。
プラ板に穴を開ける際は、プラ板の下にカッターマットなどを敷いてテーブル等に穴を開けないよう対策を。
完成後は見えなくなる部分なので、3mm穴周りは雑にカットしています。

加工したパーツを股関節の軸に差し込みます。
切り欠いた部分が前後に来るようにしています。

後は加工した太ももパーツを差し込んで作業は終了です。
加工したパーツを組み込んだリシェッタ
少しの加工で大きな効果があるので、加工ができる方は挑戦してみてはいかがでしょうか?


今回の記事は以上になります。
コメント
へぇーと感心しながら読ませていただきました。
品薄だったリシエッタを購入できたので、挑戦してみようと思います。
リシェッタの購入、おめでとうございます。
なかなか、このシリーズは購入できませんね。
この記事が制作のお役に立てたのなら、幸いです。
コメントありがとうございます。