この記事はプラモデルの加工に使えるドリル一式を、安価に揃えたい方に向けた記事です。
ダイソーで販売されている、差し込み式精密ドライバーや差替え式ミニドライバーと鉄工ドリル刃を組み合わせてハンドドリルにして、ピンバイスの代わりに穴を開けるツールにしてみました。
普段はタミヤ製のピンバイスを愛用しています。
長年使用しているとチャック部分が摩耗してきたのか、穴を開ける際にドリルが空回りして穴を開けることができないことがあります。
空回りしないドリルを探していたところ、接続口が6角形のドリル刃が売っていました。
これに接続できる持ち手があればピンバイスの代わりになるので、ドリル刃の6角に合うものを探したところ、2つありました。
その2つの商品を使った感想を書いていきます。
差替え式ミニドライバー
ドリル刃との接続はしっかり保持できていました。
しかし、持ち手の部分が太くて短いため、ドリル刃を回転させるのがピンバイスに比べてやり辛かったです。
使い勝手は悪いと思います。
差し込み式精密ドライバー
持ち手だけを使用します。
ドリル刃との接続はドリル刃の種類によっては緩くてすっぽ抜けてしまいます。
接続口の形状が異なるので、見分けは容易でした。
ダイソーで販売されているものではチタンコーティングのドリル刃は緩くて固定できませんでした。
ジルコニウムコーティングのドリル刃はしっかり固定することができました。
刃を下にしても抜けません。
2023年7月31日追記
使い続けていたところ、ジルコニウムコーティングの方も緩くなってきて簡単に抜けるようになってしまいました。
チタンの方もドリル刃自体は回転させることができますので、マスキングテープなどでゆるみを調整すれば問題ないと思います。
ドリル刃を使用してみて
回転させる部分が六角形のため、穴を開ける際にドリル刃が空回りすることがなく、ストレスなく加工できました。
税抜き100円という低価格で、切れ味が良いです。
刃の切れ味ですが、チタンコーティングとジルコニウムコーティングに差がある様には感じませんでした。
どちらかのドリル刃しか店頭で販売されていないのなら、どちらでも問題ないと思います。
ドリル刃のサイズは2mmから5mmまでと幅広くありました。
今ところ、2mm、2.5mm、3mm、3.5mm、4mm、5mmを購入しています。
タミヤのピンバイスは最大3mmまでなので、3mmから5mmまでのドリル刃を1つ持っていれば加工の際に痒い所に手が届くかもしれません。
ヘキサギアのジョイントには5mm軸があるので、使い方次第では加工の幅が広がると思います。
2mm以下のドリル刃はありませんが、手芸用に1mm、1.5mmのハンドドリルがあるので、お探しの方はそちらを探してみてはいかがでしょうか。
見た感じ、ドリルの軸が微妙に曲がっているものもあるので、まっすぐ穴を開けられないかもしれません。
購入する際は見極めてからをお勧めします。
今回の記事は以上になります。
コメント
すっぽ抜ける場合はドリルビットの接続部にマスキングテープを巻いて大きさを嵩増しするといいかもしれませんね
試しに巻いてみたのですが、使っているとその内粘着物がドリルの方に残るので止めました。
すっぽ抜けないように気を付けてドリルを使用しています。