今回は、バンダイスピリッツより発売のHG スコープドッグに武装を盛りたい方向けの記事です。
HG スコープドッグには今のところ、レッドショルダーカスタムのような武装を盛りまくったキットは販売されていません。
背中のフックの幅が約3mmなので、ここを利用して同じバンダイスピリッツより発売の30MMのパーツを使用して、スーパーロボット大戦30に登場したスコープドッグに似せた装備を製作しました。
スコープドッグ本体は、追加装備を外した際に普通のスコープドッグに戻したかったので、追加パーツの方に加工を施しました。
接続用ジョイントの加工でミッションパック追加
まず、加工を最低限でパーツを追加できるように試してみました。
カスタマイズウェポンズ(ヘビーウェポン1)をメインに追加装備を組み上げ。
ヘビーウェポン1のバックパックの接続軸にカスタムジョイントパーツの四方に凸軸があるパーツを使用します。
ジョイント1つは凸軸を1つカットします。
背中側の面は少し削り、スムーズに接続できるようにしています。
これを行わないと、フックが破損する可能性があります。
30MMのアルトの肘関節と前腕、エグザビークル(スペースクラフトVer.)に3mmランナーなどを組み合わせて接続軸周りを隠しました。
カスタマイズウェポンズ(ヘビーウェポン1)に付属の武器を取り付けました。
バックヘビーになってしまい、簡単に後ろの転倒してしまいます。
写真の様に足を踏ん張ったポーズにするか、ディスプレイスタンドが必要です。
スタンド無しで立たせるのが難しくなったので、ヘビーウェポン1のバックパックを加工し、背中に密着するようにして、重心を前に持っていくように変更しました。
ヘビーウェポン1のバックパックの加工してミッションパック追加
バックパックの加工
接続軸の基部を切り離します。
スコープドッグ背中のフックを差し込む穴を様子を見ながら開けます。
最終的には下の写真くらいまで穴を広げました。
下の方まで削ってあるのは、Waveのスコープドッグのミッションパックの様に、フックを下から上に押し上げて取り付けるために穴を開けたためです。
バックパック表側のパーツOPW-K2(21)の中央の長方形の接続軸は、この後接着するスコープドッグへの接続軸に当たるため、面一になるくらいまでカットしました。
フックを入れる穴は、ゴッドハンド ビットブレード 平刀 5本セットを使い、下の写真で赤丸で囲った位置辺りまで掘りました。
加工後はここまで背中に密着できました。
背中への接続は30 MINUTES汎用ジョイントランナーの2方向に凸軸のあるパーツと、カスタムジョイントパーツの筒状のパーツを加工して製作。
バックパックへの接着は、塗装後に組み上げるために左右に分けて行いました。
本体への接続はフック上にバックパックの接続軸を置き、下に押して固定します。
固定後です。
アンテナが首や後で接続するミサイルコンテナの角度によって干渉しますが、問題にならない範囲です。
SMM2連装ミサイルもどきの製作(右腰武装)
中央部分にエグザビークル(エアファイターVer.)のパーツSM-A1⑧かA2⑧を2キット分使用。
パーツを上下に接続できるように、片方には3mm穴を開けています。
前後の接続は3mmランナーで行っています。
弾頭パーツも3mmランナーを削り出して製作。
弾頭周りの筒は、カスタムジョイントパーツの筒状のパーツを半分にカットし、弾頭周りを3.5mmドリルで隙間のあるように加工しました。
後ろ側もカスタムジョイントパーツの凹凸のジョイントのある筒状パーツで再現しました。
上側後方のパーツSM-A1⑧の中央に3mm穴を開けます。
バックパック(ミッションパック)への接続はジョイントパーツを駆使して接続。
空いている接続穴は蓋パーツで塞いでいます。
左腰ガトリングの製作
30MM 1/144 ポルタノヴァ用オプションウェポン1のガトリングの銃身と、シエルノヴァ付属の銃を加工して製作しました。
ガトリングの銃身を縮めて使用。
元の接続軸を真似て銃身を削り、接着しなくてもパーツを接続できるようにしています。
ガトリングのフォアグリップはカットして、後方への接続軸を縮めています。
後方はシエルノヴァ付属の銃のグリップをカットし、アルトの手の甲を接着しています。
ガトリング砲のミッションパックへの接続は、オプションパーツセット13(レッグブースター&ワイヤレスウェポンパック)などに付属の、汎用ジョイント①の(たしか)一番短いクランク状のジョイントで行います。
ベルトリンクはちょうどいい長さにカット。
軟質パーツなので塗装はせず、Mr.ウェザリングカラー マルチブラックで汚しただけです。
ベルトリンクのミッションパックへの接続は、カスタマイズウェポンズ(ガトリングユニット)のパーツOPW-H1⑦の接続軸を短くしたもので行います。
軸を短くしたのは、スコープドッグの背中のフックに干渉するため、削るしかなかったためです。
パイルバンカー一体型アイアンクローもどきの製作
ポルタノヴァ(水中仕様)の追加武装のパーツを加工して接続軸を増やします。
加工後はこの様になります。
クローの基部はカスタマイズウェポンズ(エネルギー武装)のOPW-J1①とジョイントパーツを加工して3mm穴を増設します。
加工後です。
パイルバンカーの構成は上の写真のようになります。
杭は3mmランナーを加工して製作。
左手に握らせるグリップは少し大きいので、削って持たせられるようにしました。
クローはマルチウィングのパーツ、中央の長方形のパーツはフォレスティエリの腰後ろの装甲パーツを使用しました。
ミサイルコンテナ
これはヘビーウェポン1の説明書の別パターンの連結方法通りに組みました。
仮組みしてパーツを分解した際、Cジョイントの受け軸を折ってしまいました。
両方とも…
このパーツを分解する際には注意が必要です。
フォールディングソリッドシューターもどきの製作
オプションパーツセット8(マルチバックパック)付属の折り畳める武器に、汎用ジョイントランナーとヘビーウェポン1のジョイントパーツを組み合わせてミッションパックへ接続。
スコープドッグ30のミッションパックもどき
全パーツを組むとミッションパックと左手用の武器になります。
ヘビーウェポン1のバックパックを加工して背中に密着させることで、重心を前に持ってくることができ、加工しないときに比べ、素立ちでもスタンドを使わなくても転倒しなくなりました。
加工は大変ですが、行う価値はありました。
スコープドッグ本体には接続軸を追加しない条件で組んだので、手持ち武器になってしまいましたが、左腕に接続するようにした方がまとまりがよかったかもしれません。
ヘビーウェポン1のバックパックさえ接続できれば3mm穴が多いので、スコープドッグにいろいろ武装を盛ることができます。
武装を盛った自分だけのスコープドッグの製作にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
今回の記事は以上になります。
完成したHG スコープドッグの記事はこちら!
HG スコープドッグの製作記事はこちら!
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