30MS リシェッタ 製作5(注意すべき関節について)

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バンダイスピリッツより発売された『30 MINUTES SISTERS』30MS SIS-G00 リシェッタ[カラーA]をMS少女に改造中です。

今回は素体のリシェッタで注意が必要な場所と、その調整方法について書いていきます。

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リシェッタ本体の注意が必要な可動場所

リシェッタ達には注意して動かさないと最悪パーツが折れたり、ねじ切れるなど破損する箇所があります。

頭部と首を繋ぐボールジョイントと、スネと足首の3㎜軸の部分がその場所になります。

個体差があるかもしれませんが、入手したリシェッタは首と左足首を動かしたところ硬く、折れそうで怖かったです。

何も対策をしないで動かしていると、負荷のかかるところから破損してしまいます。

ルルチェの首関節を捩じ切ってしまいました。

色が異なりますが、代用として30MS オプションハンドパーツのパーツを取り付けました。

問題のある場所を削り、スムーズに動かせるよう調整しました。

現在のリシェッタのキット

再版されたリシェッタはスリットの入ったボールジョイント受けに改善されています。

こちらならボールジョイントがねじ切れる恐れは低いと思います。

首のボールジョイントの調整

スリットのないボールジョイント受けのパーツを使用する際、問題なのは下の写真で赤丸で囲ったボールジョイント部分です。

タミヤの研磨スポンジシート400を使い、少し磨いて頭部と首を繋いで動きを見ます。

硬いと思ったらそっと首を外し、またスポンジヤスリで磨いてスムーズに動かせるまで繰り返しました。

やりすぎてしまった場合はパーマネントマットマットバーニッシュを綿棒に染み込ませて、ボールジョイント部分に付けて渋みを復活させるといいでしょう。

パーマネントマットバーニッシュについて

パーマネントマットバーニッシュはリキテックス社から発売されている、アクリル樹脂100%のべたつきの少ない艶消し水性仕上げ剤です。

本来は通常アクリル絵の具などで描いた絵画の表面に使用するつや消し剤です。

これを使用することで、プラモデルの関節が強化され、ポーズの保持がより安定します。

また、塗りやすい液状で薄めずにそのまま塗ることができます。

それほど使用しないので、一番容量の少ない40mlで十分だと思います。

使う際は底に沈殿している、マット剤を良くかき混ぜてから使いましょう。

使い方は筆や綿棒に含ませ、関節部分の隙間に流しこみます。

はみ出た部分は、乾燥する前に綿棒などで拭き取ってください。

しばらく待って乾燥させます。

マットバーニッシュを流し込んだ関節を動かして、問題なければ終了です。

動かす際はマットバーニッシュを流し込み過ぎで関節が固く、動かしにくい場合もあるので慎重に動かしてください。

破損させてしまった場合はできれば部品請求。

持っているなら、他社メーカーの美少女プラモデルのパーツを使って代用するしかありません。

足首の調整

もう一つ問題な場所の足首の関節部分です。

スネ側の関節の軸を入れる3mm穴を丸ヤスリで広げました。

足首の関節の軸を加工しないのは、人の手で均一に削ることができないと思ったからです。

3mm穴の方は、3mm径の丸ヤスリを回転させればそれほど歪まないと思ったからです。

使用したヤスリは3mm径の丸ヤスリです。

5種類の鉄ヤスリセットについていた丸ヤスリだったと思います。

これをスネ下の3㎜穴に入れ、回転させて穴を広げました。

こちらも少し削って足首の関節を差してみて、ちょうどいい硬さになるまで繰り返して磨きます。

右足の方はほとんど削らなくてもよかったですが、左足の方は右足以上に削りました。

左足の方が3mm穴の径が狭かったようです。

この作業を行っていないと、パーツを破損させる可能性があります。

ぜひ確認して気になるなら調整しましょう。

先に入手できた30MS 2つめのキットのティアーシャにはこのようなことは無かったので、最初のキットであるリシェッタは金型の調整不足だったのでしょうか。

今回の記事は以上になります。

30MS リシェッタの製作記事6はこちら!

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