古いキットを手に取ると、その造形の味わいやプロポーションの良さに驚かされることがあります。
タカラ(現タカラトミー)の1/35 スコープドッグもそのひとつ。
今回は、他のモデラーさんが「少しの加工と関節のポリパーツ化」で見事に今風へ仕上げていたのを見て、
「自分でもできるのでは?」と思い、実際に改造・製作してみました。
この記事では、旧キットの良さを活かしつつ、現代のプラモデルらしい関節可動やバランスを取り戻すための工夫をまとめています。
1/35 スコープドッグⅡの製作記事の1回目。今回は腕の加工について書いていきます。
タカラトミーから発売されたSAK リバイバルコレクション4の3個セットの一つ スコープドッグwithラウンドムーバーinアウタースペースを使用して製作を始めました。
元は1984年に発売されたキットですが、上腕の長さや太ももの取り付け位置の調整やスネと足の幅詰め、関節を市販のポリキャップに交換する等の工作をすれば今でも通用する出来だと思います。
それに比べ、同梱のベルゼルガの出来は…
順を追って工作内容を説明していこうと思います。
腕
肩(写真 上段 中央)
WaveのPC-03のBを肩関節(パーツA12)を入れる軸に入れますが、ポリキャップの幅が肩関節の幅に合っていないため、前後1mmずつ削ります。
肩を接着後、ポリキャップや肩関節が稼働しやすいように肩関節の入るスペースを広げました。
上腕への接続のピンは切り落とし、PC-03 プラサポ①の2に3mmのプラ棒を差し込んだものをピンのあった場所に接着します。
その後、プラリペアで強度を補強しました。
肩関節(写真 上段 右)
パーツA12の本体側の経が大きくなっている部分を切り落とし、3mmの穴をピンバイスで開け、3mmプラ棒を差し込み接着します。
肩の関節のピンも削り、ピンの中心の位置から胴体側に1mmくらい中心をずらして3mmプラ棒を接着。
軸心に1mmの穴を開け、1mm真鍮線を入れて強度を補強しました。
胴体側に軸をずらすのは、キットもままだと胴体と肩に大きな隙間が出来てしまうので、その隙間を減らすためです。
上腕(写真 上段 左)
上腕の上を4mm削り、肘関節のピンの中心から5mmの穴を開け、下側を切り欠いて接着。
前腕(写真 下段)
肘関節の凹穴に合うようにWaveのPC-03のCと
PC-05 プラサポ①の4を組み合わせたものを挟み込んで接着。
キットの膝関節部分は下に向かって窄まっているので、PC-05 プラサポ①の4がハの字にならないように注意。
手首の部分の内側をピンをすべて落としたWaveのBJ-04のBが入るまで削り、コトブキヤのハンドパーツが接続できるまで手首の軸穴を広げます。
写真には無いですが、手首の装甲は裏面の押し出しピンの後を黒い瞬着で埋めました。
肩アーマー
肩との接続は凹ピンの下側を切り欠き、肩の凸ピンの長さを半分くらいにします。
肩アーマーの縁を薄くなるように削って下から差し込むようにして、後ハメ加工としました。
肩アーマーのフックはコトブキヤのP-130の4と5を使用。不足しているリベットはWaveのR・リベットを使用しました。
ハンドパーツ
コトブキヤのM.S.G 丸指ハンドBを使用。
オーバーサイズな気がしますが、無加工でヘヴィマシンガン改を持つことが出来たので、このハンドパーツを使用しました。

関節はこれに交換!
PC-03プラサポとセットで使用!
パーツの合わせ目の段差を無くすのに使用!
黒い瞬間接着剤とセットで使用!
今回の記事は以上になります。
1/35 スコープドッグⅡの製作記事2はこちら!

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