プラモデルを組み立てていると、「うっかり間違えてパーツを組んでしまった!」ということ、ありませんか?
特に仮組み中や塗装前のチェック時などに、外そうとしてパーツを傷つけてしまった経験を持つ方も多いはずです。
そんなときに便利なのが「パーツセパレーター(パーツオープナー)」。
ですが、専用品は少し高価だったり、すぐに手に入らないこともあります。
今回はその代用品として、100円ショップで購入できる「カーボン強化ヘラ」を実際に使ってみました。
100円とは思えない使い心地で、パーツ分解のストレスが激減しました!
商品概要
今回使用したのは、セリアやダイソーで販売されている「カーボン強化ヘラ」。
同じような商品はキャンドゥやワッツでも販売されています。

ラインナップは以下の通りです。
- 幅9mm
- 幅20mm
- 幅40mm
- 幅90mm
筆者は最初に20mmを購入しましたが、その後9mmタイプも見つけて追加購入。
40mmや90mmは用途的に大きすぎるため見送りました。
材質はナイロン+カーボンファイバーで、金属よりも柔軟性があります。
この“しなり”が、プラモデルのパーツを傷つけにくくしてくれるポイントです。
20mmを購入した後、幅9mmが販売されたので、そちらも購入。
この2つ以外にも幅40mm、90mmがありますが、使用する用途には大きすぎるので購入しませんでした。
使用方法

- まず、分解したいパーツの間に少し隙間を作ります。
- ヘラの先端をその隙間に差し込み、軽く圧力をかけてパーツを分離します。
- 抵抗が強い場合は、無理をせず少しずつ力を加えていくのがコツです。

硬い金属製と違い、このヘラはしなやかにたわむので、
細かいパーツの分解にも安心して使えます。
メリット
最大のメリットは、パーツを傷つけにくいこと。
以前は金属製のパーツセパレーターを使っていましたが、
差し込んだ部分が変形してしまうことがありました。
カーボン強化ヘラはナイロン素材なので、
プラパーツよりもやや柔らかく、力を逃がしながら分離できるのが強みです。

実際に何度か使用した後、ヘラの先端に傷はつきましたが、
パーツの方にはほとんどダメージが残りませんでした。
デメリット
使っているうちに、ヘラの先端が丸くなったり凹凸ができることがあります。
そのままだと隙間に入りにくくなるため、
ヤスリで軽く整えて尖らせておくと使いやすさが復活します。
ただし、100円で購入できるため、
削るよりも新しいものに買い替えるのも手です。
【使ってみた感想】
金属製のパーツセパレーターを使っていたころは、
分解時にパーツを変形させてしまい、修正に手間を取られていました。
しかし、この「カーボン強化ヘラ」を使うようになってからは、
仮組み後の分解がスムーズになり、パーツを傷つけることもほとんど無くなりました。
柔らかい素材のおかげで扱いやすく、
「とりあえず仮組みしてみよう」という気軽さも増しました。
100円ツールながら、作業効率がぐっと上がるアイテムです。
【まとめ】
- カーボン強化ヘラは100円で買える優秀なパーツセパレーター代用品。
- パーツを傷つけにくく、仮組みや修正作業に最適。
- 先端が摩耗したらヤスリで整えるか、買い替えればOK。
なお、バンダイスピリッツ製の純正パーツセパレーターは、ポリキャップ外しなど専用機能も備えており、ガンプラ中心のモデラーにはこちらもおすすめです。
コスパを重視するなら100円ショップ、機能性を求めるなら純正品。
作業スタイルに合わせて選ぶのがベストです。
バンダイスピリッツ製の純正パーツセパレーター
金属製パーツセパレーター
今回の記事は以上になります。

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