艦これファンや旧日本海軍機が好きなモデラーの中には、「流星改」を作ってみたいけれど、国内メーカーのキットが見つからない…と悩む方も多いのではないでしょうか。
今回は、チェコの模型メーカー「Sword(ソード、スウォード)」から発売されている1/72スケールの流星改を実際に製作。国内キットとは異なる特徴や注意点、組み立て時の調整ポイントを詳しく紹介していきます。
海外メーカー製キットを作る際のコツも分かる内容です。
Sword製 流星改キットの概要
日本機では、今回の流星改のほかに「彩雲11型」「彩雲 夜間戦闘型」「雷電33/31型」「鍾馗II型」など、国内メーカーではあまり見かけない機種がラインナップされています。
今回入手した流星改は、2013年発売の2機セット(約2400円)で、通販サイトを探し回ってようやく購入。
フジミ製も存在しますが、現在は入手困難なため、実質的にこのSword製が貴重な選択肢となっています。
国内メーカーとの違い
海外キットに初挑戦したのですが、国内メーカーと比べると構成や精度に独特のクセがあります。
- 箱絵に塗装済み完成写真がない
- ランナーに部品番号の刻印がない(説明書との照合が必要)
- 部品やデカールはチャック付き袋入り
- 一部パーツ(機銃など)はウレタン製
- 位置合わせ用のピンが潰れている、または存在しない
- 押し出しピン跡がディテールを潰している箇所あり
- プロペラが固定式(回転しない)
- 照準機前の防弾ガラスを自作する必要あり
最近のキットとしては珍しいほど荒削りな部分もありますが、工作のしがいは十分です。
材質と接着の注意点
プラの素材は柔らかく、ヤスリ掛け時に毛羽立ちやすいタイプ。バンダイの「オールガンダムプロジェクト」の関節パーツに近い感触です。
接着には GSIクレオス Mr.セメントS(流し込みタイプ) が問題なく使用可能でした。
海外製キットのため離型剤の残留が不明だったので、中性洗剤で軽く洗浄してから製作を開始。
その後、サーフェイサーなしでラッカー系塗料を吹いても剥がれは確認されませんでした。
組み立てポイント
このキットは魚雷または爆弾装備を選択できます。艦攻仕様にしたかったため魚雷を選択。
しかし全体的に設計が甘く、随所で微調整が必要でした。
- 押し出しピン跡 が深いため、削り処理必須。
- コックピット床 がやや広く、胴体を合わせると隙間が生じる → 側面を削って調整。

- エンジン接着部 の接合面積が狭い → 裏面をプラリペアで補強。
- 主脚格納部 の干渉により上下面がズレる → 干渉箇所を削り合わせ。

- 主翼の凹凸ガイド が浅く、穴位置もズレ気味 → 穴を広げて角度を調整し、逆ガル翼形状を再現。

国内メーカー製に比べると「仮組み→修正→再調整」の繰り返しが多いですが、完成後のシルエットはなかなか良好です。
カラーガイドについて
説明書の色指定は非常に大ざっぱです。
| 部位 | 指定色 |
|---|---|
| 機体上面 | Green |
| 機体下面 | Grey |
| 主翼前縁 | Yellow |
| スピナ | Brown |
| コックピット回り | Metallic Blue-Green(青竹色?) |
| 魚雷/爆弾 | 指定なし |
正直この内容だけでは再現度が不十分なため、ハセガワ 1/48 流星改 の説明書をホビーサーチで参照し、塗装の参考にしました。
今回の記事は以上になります。
1/72 流星改の製作記事2はこちら!


