カラーボードに塗装したいけど、どう下地を作ればいいの?
ダイソーなどで売られている カラーボード(発泡ボード) は軽くて加工しやすい一方、そのままでは ラッカー塗料が乗りづらい・溶剤で表面が荒れる といった問題があります。
この記事では、二式大艇の展示用ベースを作った際の工程を使いながら、カラーボードに塗装するための正しい下地作り(ジェッソ使用)を、写真なしでも分かるよう丁寧に解説します。
- 初めてカラーボードに色を塗りたい
- ラッカー塗装しても溶剤で溶けないようにしたい
- 飛行機・AFVのベースを手軽な素材で作りたい
そんなモデラー向けの内容です。
1. 使用した素材と道具
● カラーボード(ダイソー)
安価で切断しやすく、ベース素材に最適。
● ジェッソ(白)
アクリル絵具用の下地剤で、スチロール系素材でもラッカー塗料がしっかり乗るようになる万能プライマー。
※黒ジェッソは値段が高いので、今回は白を使用。
● 刷毛(広い面積用)
ジェッソはサラッとして広がりやすいので刷毛が便利。
● 両面テープ+空き缶
カラーボードの持ち手として使用。
2. カラーボードの表面加工(スジ彫り的な処理)
飛行艇ベースでは コンクリート床のパネルライン を再現するために、シャープペンの先端で軽く線を引きました。
力を入れすぎると深く削れてしまうため、なでるように引くくらいが最も自然。
(この工程は省略しても構いません)
3. ジェッソで下地を作る(最重要工程)
① 全面にジェッソを塗る
ジェッソの特徴:
- 粘度が低く、垂れやすい
- 新聞紙の上で作業推奨
- 服に付くと落ちない
広い面は刷毛で均一に塗れるので楽。
② 薄塗りを2~3回くり返す
いきなり厚塗りするとムラが出るので、薄塗り → 乾燥 → 薄塗り を数回繰り返すのがコツ。
今回は 300×450mm の大きめベースでしたが、ジェッソはほとんど減りませんでした。
③ 1日以上乾燥させる
ジェッソが内部まで乾くと、ラッカー塗装が溶剤でボードを侵さずに吹ける状態 になります。
4. ラッカー塗料で塗装(実験結果:問題なし)
乾燥後、ガイアノーツ Ex-ブラック を吹きましたが、溶剤による溶け・荒れは一切なし。
ジェッソの密着性・耐溶剤性は非常に優秀です。
その上から ニュートラルグレー をグラデーション気味に吹き、コンクリートの質感を演出しました。
5. 汚し(ウェザリング)で質感アップ
コンクリートの使い込み感を出すために、
- タミヤ スミ入れ塗料(ブラック) を平筆でざっくり塗り広げ
- ティッシュにエナメル溶剤を含ませて広く拭き取り
- ランダムに汚れが残るように調整
これだけで “実在感のある床” に一気に変化します。
トップコートは天候の良い日を待って後日実施。
6. まとめ:カラーボードへの塗装はジェッソが最適解
■ カラーボード塗装のポイント
- 直接ラッカーを吹くと溶ける可能性 → ジェッソで下地処理が必須
- ジェッソは薄く数回塗るとムラが出にくい
- 完全乾燥後はラッカーも問題なく使える
- 強度も増すため、ベース素材として扱いやすくなる
手軽な素材のカラーボードでも、ジェッソさえ使えば 本格的なジオラマベースに変身 できます。
今回の記事は以上になります。









