30MMシリーズと30MSシリーズはパーツの互換性が高く、ミキシングを楽しむモデラーも多い人気の組み合わせ。
しかし、30MMの前腕に30MSの手を接続しようとすると、軸径の違いでそのままでは取り付けられないという問題に直面します。
この記事では、30MMの前腕に30MSのハンドパーツを自然に取り付けるための加工方法を解説。
プラパイプや加工した30MMハンドパーツの軸を利用することで、違和感のない接続と華奢な手の表現を両立させます。
30MSの繊細な雰囲気を活かしたミキシングを目指す方は、ぜひ参考にしてみてください。

1️⃣ 30MMと30MSのハンドパーツの互換性について
30MMと30MSには互換性があり、30MMの腕を30MSに接続することができます。そのままだと30MMのハンドパーツは30MSのハンドパーツに比べ、大きくてごつく見えます。
それぞれのハンドパーツの接続軸の径が異なるため、30MMの前腕には30MSのハンドパーツをそのままでは接続できません。
30MSの繊細なシルエットと並べるとバランスが悪いと思い、30MSのハンドパーツを30MMの前腕接続できるよう加工を行いました。

2️⃣ 加工に使用する工具・素材
- 使わない30MMのハンドパーツ
- ウェーブ(Wave)のプラ=パイプ【グレー】肉薄 外径3.5mm
- ハンドパーツやプラパイプを加工する工具
30MMのハンドパーツは加工するので、使わないジャンクパーツなどを使用してください。
3️⃣ 実際の加工手順
30MMの接続軸の使用1(銃持ち手以外のハンドパーツ用)
使わない30MMのハンドパーツ手首のボールジョイント周辺をカットします。

手首の軸の径と同じになるくらいにカットした周辺を削ります。

削った軸に30MSのハンドパーツ(銃持ち手以外)を接続して、30MMの手に差し込みます。

30MMの接続軸の使用2(銃持ち手のハンドパーツ用)
武器持ち手のハンドパーツはそれ以外のものと接続方法が異なるため、加工方法も別になります。

30MMのハンドパーツの軸は切り落とさず、ボールジョイントの方から中心にハセガワのケガキ針を刺して穴を開け、それを基準にピンバイス等で穴を1mmで開け、そこから2.5mmまで広げていきます。ボールジョイント部分に穴を通すまで掘っていきます。

穴を開けたボールジョイントを30MSの武器持ち手の接続軸に差し込みます。
元に戻せなくても大丈夫なら、接着したほうが抜けにくくなります。

加工した手首をアチェルビーに取り付けてみました。
武器持ち手は手首の分腕が少し長くなってしまいます。

ウェーブ(Wave)のプラ=パイプ【グレー】肉薄 外径3.5mmを使用
こちらの方が加工難易度が低いです。
このプラ=パイプを2mmくらいに輪切りにします。
金属のノギスノ幅を2mmにして固定。プラ=パイプmp端にノギスの先端を当て、反対をプラ=パイプの側面に押し付けて傷をつけます。
こうすることで幅2mmの印をつけることができます。この方法は他にも応用を聞かせることができます。
こんな使い方してノギスが壊れないかと思いますが、長年この方法を行っていて、プラスチック製品に行うくらいなら破損はありません。金属などにはやらないことをお勧めします。

傷をつけた位置にカッターやアートナイフを当て、軽く力を入れながらパイプを転がしていると簡単にカットすることができます。

同じ作業を繰り返し、必要な数を揃えます。

30MSの手首を用意し、前腕側に入れます。

手首パーツ分、前腕が長くなってしまいます。全体のバランスを見てみると手が長く感じました。
しかし、手首分の長さが増えたことで武器持ち手と同じくらいの長さになります。
自分の好みや状況で使い分けて下さい。

4️⃣ 仕上がりチェックと見栄えの違い
30MMと30MSのハンドパーツの比較です。個人的には30MSのハンドパーツの方が好みです。

5️⃣ まとめ
30MMと30MSのシリーズは共通規格ながら、ハンドパーツの軸径にはわずかな差があります。
そのままでは30MSの手が装着できませんが、プラ=パイプをスペーサーとして使うことでしっかり保持しつつ、自然で華奢なシルエットを実現できます。
ミキシングビルドの自由度を高めるためにも、こうした接続テクニックを覚えておくと便利。
自分だけの理想のシスターやカスタムMSを仕上げる際に、ぜひ試してみてください。
輪切りにすれば30MMの腕と30MSの手首を繋ぐアダプター
30MM手首の穴あけの位置決めに
今回はプラパイプのケガキに使用。1本あると長く寸法測定に使える
今回の記事は以上になります。
30MS用ハンドパーツのカスタマイズ記事はこちら!

今回の方法を使って完成させた30MS アルヘナの完成記事はこちら!


