塗装を始めようとしたとき、塗料ビンのフタが固着して開かない。
模型制作をしていると、一度は必ず経験するトラブルです。
ペンチで無理に回してキャップを傷つけたり、力を入れすぎて手を痛めたりした経験がある人も多いと思います。
そんなときに候補に挙がるのが、GSIクレオスのMr.キャップオープナーです。
名前はよく聞くものの、本当に必要なのか、自分の制作環境に合うのか迷う人もいるはずです。
この記事では、実際に使っている方法と、使って分かった注意点を正直にまとめました。
先に結論を書くと、私はメガネ型のレンチは使っていません。専用のボトルグリップだけを使っています。
塗料ビンのフタが固着する原因
フタが開かなくなる原因の多くは、ビンの口やネジ部分に付着した塗料が乾燥することです。
特にラッカー系塗料は乾燥が早く、少量でも接着剤のような役割を果たします。
しばらく使っていなかった塗料ほど固着しやすく、溶剤成分が揮発して残った成分が濃くなることで、噛み込みが強くなります。
使用後に口を拭いていても、完全に防ぐのは正直難しいです。
無理に開ける方法のリスク
ペンチやプライヤーで開けることは可能ですが、おすすめはできません。
プラスチック製のキャップは、金属工具で挟むと簡単に傷が入り、一度変形すると密閉性が落ちます。
力を入れすぎると、ガラス瓶が割れる危険もあり、作業スペースが汚れるだけでなく、ケガにつながる可能性もあります。
Mr.キャップオープナーと私の使い方

Mr.キャップオープナーは、固着した塗料ビンのフタを安全に開けるための専用工具です。
セットには、オープナー本体とゴム製のボトルグリップが付属します。
私が実際に使っているのは、ボトルグリップのみです。
メガネ型のレンチは使っていません。
サイズに合うボトルにしか使用できないからです。
ボトルグリップをビンのフタに直接ハメて回すだけで、十分なグリップ力があります。
作業台の上でビンを押さえながら回すと、軽い力でもフタが緩みます。
ボトルグリップだけで感じたメリット
最大のメリットは、キャップやビンを傷つけにくいことです。
ゴム素材のため力が分散され、変形や破損のリスクが下がります。
また、特別な力がいらないので、塗装前の小さなストレスが減ります。
作業の流れを止めずに済む点は、地味ですが大きなポイントです。
実際にあったトラブルと注意点
注意点として、一つ書いておきます。
過去に、ボトルグリップにシンナーが付着した状態で使った結果、割れたことがあります。
その時点で長く使っており、素材が劣化していた可能性もありますが、溶剤がゴム素材にダメージを与えるのは事実です。
使用後は、溶剤が付着していないかを確認し、必要であれば軽く拭き取るようにしています。
消耗品と割り切って使う意識も必要だと感じています。
対応する塗料ビンについて


GSIクレオスのMr.カラー系をはじめ、タミヤカラーの塗料ビンやタミヤのスペアボトルでも問題なく使えています。
一般的なサイズの塗料ビンであれば、ボトルグリップだけで対応できるケースがほとんどです。
ただし、特殊な形状や極端に大きなキャップには、合わない場合があります。
まとめ
Mr.キャップオープナーは、塗料ビンのフタが開かないという悩みを、安全に解決できる道具です。
ただし、必ずしもすべてを使う必要はありません。
私は、ボトルグリップだけを使い続けています。
正しく使えば、それだけで十分な効果があります。
一方で、溶剤による劣化には注意が必要です。
その点を理解したうえで使えば、制作環境を確実に快適にしてくれる道具だと思います。
今回の記事は以上になります。

