コトブキヤ グランデスケール 轟雷 製作5(髪の毛の加工)

グランデスケール 轟雷 髪の毛 加工 スジボリ

フレームアームズ・ガール「グランデスケール 轟雷」製作の第5回目です。
今回は頭部、特に髪の毛のスジボリ加工についてまとめていきます。

グランデスケール轟雷をそのまま組むと、頭部の髪の毛表現がややのっぺりして見えてしまいます。
そこで今回は、パーツ追加などの大きな改造は行わず、スジボリだけで情報量を増やす方法を試しました。
完成時の見栄えは確実に良くなりますが、その分、作業量と作業時間は想像以上にかかる内容になっています。

目次

髪の毛を彫ろうと思ったきっかけ(地獄の始まり)

2025年の静岡ホビーショーでもグランデスケール轟雷の展示作品はいくつか見かけましたが、髪の毛に手を入れている作例はほとんど無かった印象でした。

パーツを追加する大改造をしている作品もありましたが、多くは塗装アレンジ中心だったと思います。
自分は轟雷本体の構造には手を加えない方針だったため、既存パーツのままで差別化できるポイントとして「髪の毛を彫る」という結論に至りました。

後から考えると前髪は彫り込まず、前髪の髪のモールドに合わせて側頭部から後頭部を彫れば、作業量を減らせたと思いました。

2025年7月くらいから加工を始め、2026年1月中に作業を終わらせることができました。

髪の毛彫りに使用したツール

今回使用した工具は以下の通りです。

・アートナイフ
・量産型BMCタガネ 幅0.15mm
・WAVE 特殊形状ダイヤモンドヤスリ ナイフ型【HT-421】
・ハセガワ TL109 マスキングテープ(クレープ紙 粘着テープ)
・タミヤ 研磨スポンジシート400

0.15mmのタガネとナイフ型ダイヤモンドヤスリは今回の作業の要になります。

HT-421 の後継・現行版

加工前の準備

髪の毛パーツは、前後のパーツのみ接着しました。
跳ねた髪の毛の別パーツは、後の作業を考えてこの段階ではまだ接着していません。

まず研磨スポンジシート400で全体を軽く研磨します。
その後、もともとある髪のモールドを基準にしながら、スジボリする位置をシャープペンで大まかに描いていきました。

中心線のスジボリ

最初の基準にしたのは、前後それぞれの中心線です。

中心線にはハセガワ TL109 マスキングテープを貼り、ガイド代わりにします。
アートナイフでなぞるように切り込みを入れ、少しずつ深くしていきました。

このマスキングテープはスジボリ用ガイドテープほど厚みがありません。
そのため、一気に切り込もうとすると刃が滑り、線がズレやすくなります。
必ず軽く切り込みを入れてから、段階的に深くしていくのが安全です。

ある程度溝ができたら、量産型BMCタガネ(幅0.15mm)で彫り込みを深くします。
パーツ自体の厚みはそれほどないため、貫通しないよう注意しながら作業しました。

前髪から彫り始める理由

モールドがまったく無い部分をいきなり彫るのは難易度が高いため、
比較的イメージしやすい前髪から作業を開始しました。

前髪の毛束を2〜3ブロックに分けるイメージで凹モールドを彫っています。
均一に分けることは意識せず、細かく情報量を足せれば良いという考え方です。

この前髪部分だけでも、
ラインを引いては彫り、バランスを見て彫り直す作業の繰り返しになり、
思っていた以上に時間がかかりました。

一度彫ると戻せないため、自然と手が止まりがちになり、
「少し彫って確認」を何度も繰り返すことになります。

髪の毛の削り方は上の図のように行いました。

別パーツ部分の処理

跳ねた髪の毛などの別パーツは、接着前に裏側を先に彫り込みました。
接着後に裏側を加工するのはかなり大変になるためです。

表側については、接着後に合わせ目を処理し、
つなぎ目が分からなくなってから彫り込みを行いました。
この順番で作業しないと、彫りのラインが途中で途切れてしまいます。

頭頂部・側頭部・後頭部の加工

上の写真は掘り込み終了後になりますが、頭頂部の髪の毛の分け目が自然に窪むよう削っています。
その後、側頭部と後頭部へ作業を広げました。

前髪を彫ってから側頭部の掘り込み。
最初にシャープペンで線を引いた部分に先に掘り込みを行い、
そのラインでブロック分けを行い、ブロックの間を1本ずつ追加していく流れです。

側頭部から後頭部にかけては、
単調な作業が延々と続くため、集中力の維持が一番の課題でした。
1本1本の作業自体は単純ですが、本数が多く、
結果的にこの工程が全体で最も時間を消費しています。

ヘッドギア前側付近から毛先にかけては、
WAVE 特殊形状ダイヤモンドヤスリ ナイフ型【HT-421】を使い、
髪の先端が丸くなるよう意識して削りました。

後頭部下側の髪の毛も同様に分割しています。
ただし、上の髪の毛より1本1本がやや太くなってしまいました。
作業後半で疲れが出て、「早く終わらせたい」という気持ちが出たのが原因だと思います。

加工後の頭部について

こちらが加工後の頭部です。
スジボリを追加したことで、塗装前の状態でも髪の立体感がはっきり分かるようになりました。

もし同じ作業をする方がいれば、参考にしてください。
正直に言うと、彫り込みは非常に大変で、かなりの時間がかかりました
気軽におすすめできる作業ではありません。

ただ、その分だけ完成時の満足度は高く、
既存パーツのままでここまで印象が変わるのか、という手応えはありました。

まとめ

グランデスケール轟雷の髪の毛は、スジボリを追加するだけでも印象を大きく変えられる。
一方で作業量は見た目以上に多く、完成までには相応の時間と集中力が必要になる。
パーツ追加をせず、既存造形を活かしたまま情報量を増やしたい場合には有効な方法だ。
手間はかかるが、「手をかけた分だけ違いが出る」上級者寄りの加工と言える。

今回の記事は以上になります。

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