エアブラシ塗装をしていると、塗料の底に沈殿した顔料を混ぜる作業が地味に面倒に感じたことはありませんか?
とくにエナメルや蛍光塗料は、どれだけ振っても完全には混ざらず、ムラが出やすいもの。
そんな悩みを一気に解決してくれるのが、ボルテックスターラー TURBOです。
モーターの回転によって塗料瓶を高速で攪拌し、短時間で均一な状態に戻してくれる頼れるツール。
今回は、実際に私が使用して感じたメリット・デメリット、そして吸盤が効かない作業台への対策方法まで詳しく紹介します。

ボルテックスターラー TURBOとは?
ボルテックスターラー TURBOは、塗料瓶をボトルホルダーに置き、クリップで固定して回転させるタイプの電動スターラーです。
磁力攪拌ではなく、モーターの回転によって瓶ごと振動・回転させる構造になっています。
タイマー機能を搭載しており、約2分で攪拌を完了。
2分経つと自動で停止するので、他の作業と並行して安全に使えます。
特別設計の回転ステージと強力モーターの力で、高速かつ滑らかに塗料をかき混ぜ、
顔料がしっかり分散して本来の色味を取り戻すのが特徴です。
エナメル塗料や蛍光塗料のような底に固着しやすい塗料も難なく攪拌でき、
最大5本(5回)まで連続で使用可能。
塗料を振る時間を大幅に短縮できるので、作業効率がぐんと上がります。
メリット
1. 均一でムラのない塗料を短時間で作れる
約2分の攪拌で、沈殿した顔料がしっかり溶け込み、塗装中の発色ムラが解消されます。
特に明度の高い蛍光塗料やメタリック塗料では、手振りとの差が歴然です。
2. タイマー付きで安心・安全
自動停止機能付きなので、時間を測る必要もなく、過剰な攪拌による泡立ちや液漏れを防げます。
放っておいても止まるので、作業に集中できます。
3. 攪拌中に他の作業ができる
塗料をセットしたらつまみを回すだけ。
攪拌中に筆洗いやエアブラシの掃除など、次の準備を進められるのが非常に便利です。
デメリット(注意点)
1. ガイアノーツの15ml瓶は要注意
私の環境では、ガイアノーツの15ml瓶を攪拌中にクリップが外れて床に落ちたことがありました。
瓶自体は割れませんでしたが、プラ製キャップが割れてしまったので注意が必要です。
使用時は、しっかりと固定位置の奥まで差し込むことを忘れないようにしましょう。
2. 木製の作業台では吸盤が効きにくい(かなり動く)
吸盤はガラスや樹脂面ではしっかり固定できますが、木製の作業台では吸着しづらく、攪拌中にスターラー本体がかなり動いてしまいます。
実際、回転の振動でスターラーが少しずつ移動し、机の端まで移動していたこともありました。
そこで私は、ダイソーで購入した金属製ブックエンドとC型クランプを2つ、角材使って対策を行いました。
木の台上で固定する方法
購入したものはブックエンド(金属製)、C型クランプ2個、角材です。
X(旧Twitter)で情報を集め、自分の環境で出来そうな対策の中からこの道具を集めました。
以前はバークランプも工具のコーナーにあり、固定部分が樹脂製なので傷つけずに固定するのにちょうどいいと思って探しましたが、見つかりませんでした。代わりにC型クランプ2個と角材を選びました。

角材をボルテックスターラーの側面の長さ程度に2本切ります。木の台を傷つけたくなければ、もう2本切ってください。
木の台の上にブックエンドを置き、ボルテックスターラーを設置。その左右に木の板を置き、C型クランプで固定します。台を傷つけたくない場合は台の下側にも角材を挟んで固定します。

金属面なら吸盤がしっかり効くため、スターラーを押さえなくても安定して攪拌でき、作業中に手を離しても安心です。
この方法にしてから、攪拌中も安心して他の作業を進められるようになりました。
ガイアノーツ Ex-10 Ex-フラットクリアー プレミアムを攪拌してみました。
放置していてフラットベースが沈殿しています。

2分攪拌を行った後のEx-フラットクリアー プレミアムです。

まとめ
ボルテックススターラー TURBOは、
「塗料を振るのが面倒」「顔料がうまく混ざらない」という悩みを一気に解消してくれる便利ツールです。
強力モーターとタイマー機能により、2分で均一な攪拌を自動で完了。
塗料の発色を最大限に引き出し、塗装のクオリティアップにも貢献します。
設置環境によっては吸盤が効きにくいという弱点もありますが、
金属製ブックエンドなどを使えば簡単に解決可能。
本格的な塗装をより快適にしたいモデラーには、
まさに“作業効率を変える一台”と言えるでしょう。
多少値段はしますが、手で攪拌する手間と時間、攪拌するのに使用したものを再利用するならその洗浄と、それらのコストに比べれば安いと思います。ボルテックスターラーを使う年数が長くなれば長くなる程。
今回の記事は以上になります。

