ウェーブより発売の1/24 スコープドッグ製作記事です。
この1/24 スコープドッグは同社の1/35 スコープドッグを拡大したようなパーツ構成で、1/35 スコープドッグを製作したことのあると作りやすいと感じました。
1/35では肩口や肘関節のポリキャップがむき出しになっていたいましたが、1/24ではカバーパーツがあり痒い所に手が届いています。
1/24 スコープドッグに行った加工について書いていきます。

頭部の加工
ターレットレンズのレール内側に押し出しピンの後が見えてしまいます。

黒い瞬間接着剤で押し出しピンを埋めて整形。

バイザーパーツの前後のパーツを合わせると接続軸がきついので、分解するのに大変でした。
セリアで販売されている「精密細工ヤスリ」を使用して5つの接続穴を広げ、仮組みや塗装前の分解が楽にできるようにしました。

頭部側面のパーツの合わせ目に隙間ができてしまうので、黒い瞬間接着剤で隙間を埋めました。

ターレットレンズの一番大きいレンズを塗装後に入れたところ、レンズが少し大きく、レンズ周りのパーツに差し込むのがきつかったです。
多少レンズの側面を削った方がスムーズに組み立てられそうです。
1/24 スコープドッグ 2体目のターボカスタムは大きいレンズの側面を少し削った結果、スムーズに差し込むことができました。
胴体の加工
腕部への関節の加工
キットのまま腕を胴体に接続しようと肩のボールジョイントを差し込むと、操縦席と接続軸の受けとの間に隙間があるため、軸受けが内側に押し込まれてしまい、うまく腕を接続できません。
肩軸のポリキャップ抑えを兼ねてる内装パーツと操縦席の間に、プラ板を差し込みました。
肩軸を入れる際、ポリキャップが内側に押し込まれないようにできます。

プラ板の厚みは右肩側 0.75mm、左肩側1.9mm。
左肩側は2mmだと入らず、1.9mmだと少し緩いです。
背中のフックの加工
背中のミッションパック用のフック内側にパーツの合わせ目ができてしまいます。
ここも黒い瞬間接着剤で隙間を埋めました。

腰の加工
下の写真は腰アーマー基部下のパーツ(F15)です。
上下のパーツを合わせると接続軸がきついので、ここも塗装前の分解時に分解が大変でした。
四隅の接続穴を丸棒ヤスリを使用して穴を広げ、外しやすく調整しました。

腰パーツ基部のパーツ(Q8)×2はPC17をそのまま挟み込むと、PC17の軸が太くて潰れてしまいました。
パーツ(Q8)にしっかり挟み込めず隙間ができてしまい、腰アーマー基部下のパーツ(F15)にうまく接続できなくなってしまいました。
PC17orL13の接続穴を丸棒ヤスリを使用して穴を広げ、接続しやすく調整。

腕部の加工
肩アーマーの加工
肩アーマーと肩の間には隙間が殆どなく、1/35のスコープドッグの様に肩アーマーの接続穴の一部を切り欠き、後ハメ加工する方法ができません。

肩アーマーの内側の一部を削ってクリアランスを確保。

肩フレームを挟み込んで肩アーマーを接着。
肩フレームの色分をする場合はマスキングで行うことにしました。
上腕部の加工
上腕部左右に計12個のリベット状のモールドがあります。
そのモールド中央にパーティングラインがあり、ヤスリ掛けが面倒そうなのでモールドを削ってからWaveのR・リベットの1mmに置き換えました。

肘関節の加工
肘関節の可動部分のクリアランスを確保するため、前腕内部の赤い枠で囲った部分を削りました。

加工後の写真です。

膝関節の加工
関節を可動させる際のクリアランスを確保するため、膝関節側面を削りました。

側面には凹モールドがあります。
ここを削ってモールドが無くならないように深く掘ってから側面の面を削りました。

足の加工
足首周りのクリアランスの確保
足首関節の前後にくる足パーツとの間に隙間が殆どありません。
完成後にはほとんど見えない部分ですが、削ってクリアランスを確保しました。


ターンピック基部の加工
ターンピック周りのパーツの合わせ目に隙間ができてしまいます。
ここも黒い瞬間接着剤で埋めました。


ヘヴィマシンガンの加工
ヘビーマシンガンのフォアグリップに肉抜き穴が存在します。
プラ板を接着し、隙間を黒い瞬間接着剤で埋めて肉抜き穴を塞ぎました。


1/35のヘヴィマシンガンと同じく内部のフォアグリップが収まる部分に隙間が無く、塗装してフォアグリップを回転させると塗装が剥がれそうです。
干渉する部分だけ削るつもりが削りすぎて隙間が見えるようになってしまったので、プラ板で隙間を少し塞ぎました。

今回は記事は以上になります。
完成したWAVE 1/24 スコープドッグⅡはこちら!
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