2017年2月にハセガワより発売された 1/72 川西 H8K2 二式大型飛行艇 12型の製作記事の2回目。
キットの箱には二式大型飛行艇 一二型と書かれているのに、説明書には二式大型飛行艇 12型と記載されているのはなぜなのでしょうか。
タイトルと本文で型式が漢字と数字なのは、両方使った方が検索しやすいかと思い分けて記載しています。
今回は機内のパーツの製作について書いていきます。
二式大艇の胴体の製作
説明書ではエンジンブロックの組み立ててから主翼の組み立て、その後に機体内の組み立てる順になっています。
主翼を組まなくても機体内の組み立ては可能で、レシプロ機を作るときは操縦席から作っているので、順番を守らず機体内から製作を始めました。
胴体内部の壁の塗装
まず、胴体内部を指定された色で塗装していきます。
先に『Mr.COLOR 特色セット 川西 N1K2-J 局地戦闘機 紫電改用 カラーセット』の『コックピット色(川西系)』で前後を塗装。
『コックピット色(川西系)』を塗装後、マスキングを簡単に行いました。
多少シルバーの色が飛んでも中は完成後にはほとんど見えず、隔壁のパーツが入る部分で色分けの指示があるので、そのパーツが入る凹部分で適当にマスキング。
シルバーの色はいつものガイアノーツのスターブライトシルバーを使用。
キットの色の指定はシルバー+フラットベースなので、シルバー塗った後にウォッシングしてつや消しを吹けばいいやと、艶ありのシルバーを吹いています。
パーツの洗浄やサーフェイサーを吹いていませんが、丁寧にマスキングテープを剥がせば色が剥がれることはありませんでした。
今回は今後コンパチで11型とか出すのか、別パーツ化されている機首パーツです。
こちらは塗装する際に掴む部分が無かったので、割りばしに両面テープを巻きつけて外側に貼り、内側を塗装しました。
最後にタミヤの『スミ入れ塗料(ダークブラウン)』を平筆に付けてウォッシング。
塗装がされていない部分には付かないように塗りました。
ざっと見たところ、パーツの割れは見られませんでした。
操縦席等、フロアーパーツの製作
説明書での⑥、⑧~⑬までの製作を行いました。
このキットには搭乗員のパーツが大量に付いていますが、今まで製作したレシプロ機同様乗せないので、⑫の搭乗員の組み立ては行いませんでした。
⑥の主翼桁の組み立ては説明書通りに組み立て。
⑧以降は組み立ててから塗装したほうがパーツを無くす心配もなく、楽だと思いある程度組んでしまってから塗装を行いました。
主翼桁から前のパーツです。
写真上の操縦席のパーツは椅子やテーブルなど接着して塗装してあります。
説明書には胴体右側に主翼桁を取り付け、フロアーの床のパーツを胴体内に接着してから計器盤や椅子を取り付けていくようになっています。
上の様な理由から、ここまで組んで塗装してしまいました。
計器盤のパーツを組んで、コックピット色で塗装。
つや消しブラックで塗装が指示されている部分は、ガイアノーツのEx-ブラックを筆塗り。
計器盤を塗装している際に気になったのが、パーツ(Q11)の裏側の肉抜き穴。
仮組みしてみて座席の陰に隠れてしまうので、あまり気にならないだろうと思いそのまま組みました。
説明書を見ながら塗装を進めていったところ、操縦桿の色指定がありませんでした。
つや消しブラックで塗装が指示されている部分と同じ色合いで印刷されているので、ここもつや消しブラックだろうと判断して塗装。
細かいパーツなので、操縦桿下のゲートは切り離さないので筆塗りすることにしました。
どこかに飛んで行って見つからなくなるのは嫌ですから、棒付きクリップに挟んで塗装。
完成後に防風から見ても操縦桿の下は見えないと思うので、乾燥後にニッパーで切り、タッチアップしないでそのまま基部に接着。
デカールを貼り、計器盤等を接着してウォッシング。
計器盤のデカールを貼る際、凹凸が多く、いつも見たくデカールをパーツの上にスライドさせてから移動させることがうまくいきませんでした。
デカールをパーツの上に移動させる前に貼る位置をしっかり確認しておいた方が無難です。
(私は奥の方が計器盤の位置がかなりずれています)
ハセガワのキットのデカールは他のメーカーのように、デカールの保護目的のカバーが付いていません。
なので、購入したらすぐにビニール袋に入れて保護しています。
キットの箱の底に剥き出しのデカールと説明書があり、その上にパーツが載っているのがどうも嫌です。
本来、胴体右側に主翼桁を取り付け、フロアーの床のパーツを胴体内に接着してから計器盤や椅子を取り付けていくようになっています。
主翼桁近くの計器盤は主翼桁に接続するようになっています。
組み立ての順番が異なっていても、接続することが出来ました。
機首に使うパーツ(E1)と主翼桁後ろのフロアーパーツ(J27)です。
ここには20㎜旋回機銃のマガジンかと思われるモールドがあります。
説明書ではコックピット色で塗るように指示されていますが、黒鉄色を筆塗りしました。
上の写真のパーツを塗装してウォッシングした後、つや消しクリアーでトップコートします。
その後にパーツを組み、胴体の左右を接着していきます。
シートベルトのパーツの取り付けはまた今度行います。
GSIクレオス Mr.カラー 「川西 N1K2-J 局地戦闘機 紫電改」用カラーセット
1/72 ハセガワ 二式大型飛行艇 一二型の製作記事3はこちら!
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