バンダイスピリッツより発売のHGUC 221 グスタフ・カール(ユニコーンVer.)の製作記事の2回目。
今回は挟み込みのパーツがある、右腕の加工について書いていきます。
右手の記事だけで結構長くなったので、左腕と分けて製作記事を書くことにしました。
肩アーマーの加工
肩アーマーは胴体へ接続する関節パーツを挟み込み、さらに青い装甲パーツを挟み込まなければなりません。
まずは関節パーツの表面処理を行い、肩アーマーに挟み込んで接着しました。
塗装する際は関節パーツを塗装してマスキングを行い、肩アーマーを塗装して仕上げます。
青い装甲パーツは接着してしまうと塗装が大変になるので、パーツの合わせ目と対象になる位置に凹モールドを彫り、パーツの合わせ目が対象のモールドになるようにして、塗装後パーツを組み立てるときに肩アーマーに挟み込むようにしました。
モールドの彫り方は金属製のノギス、スジボリ用のガイドテープ、すじ彫り用の刃物のMr.ラインチゼルで行いました。
まず、パーツC1-3かC2-3のモールドを彫る位置にノギスの幅を合わせます。
上の写真でノギスの先端下をパーツの角に合わせながら、先端上でパーツに傷をつけて線を引きます。
この線に合わせてスジボリ用のガイドテープを貼り、ラインチゼルで深いモールドを引きました。
使用したラインチゼルの刃は0.3㎜(Mr.ラインチゼル付属のもの)です。
少しささくれ立った部分は流し込みタイプの接着剤をつけて整えました。
上腕の加工
パーツE15とB1-7で構成されています。
どちらも加工する必要が無いので、表面処理を行っただけです。
肘関節の加工
肘関節はパーツE14の左右に隙間が無いので、ヤスリ掛けを行ってパーツE17、E18の間に肘を曲げても塗装が剥がれないように隙間を作りました。
前腕の加工
ここが一番手を入れた加工となりました。
前腕は前後の挟み込みで関節部分の後ろがハメ殺しになっているので、前腕部を接着して合わせ目を消した作業を行う方法だと行わなければいけない、関節部分の後ハメ加工が出来ませんでした。
前腕部側面に出来るパーツの合わせ目を消したいのなら、関節を塗装してマスキングを行い、装甲部分を挟み込んで接着。
表面処理をして塗装、トップコートを吹くようになると思います。
右手はまだ問題ないのですが、左腕は前腕部にグレネード・ランチャーを内蔵しているので、作業が複雑になってしまいます。
なので、前腕部パーツの合わせ目に段落ちモールドを彫り装甲の合わせ目風にして、後ハメ加工を行いました。
手首の部分だけは横に段落ちモールドがあると変だと思ったので、エッチングソーを使ってパーツB1-18の手首のパーツを切り出します。
切り出したパーツとポリキャップPC6を上側に挟み込んで接着。
パーツB1-18の側面にスジボリ堂のBMCダンモで段落ちモールドを作成。
上の写真で斜めになっている面は工具があまり入らないので、アートナイフでそれらしく彫りました。(刃の扱い、怪我に注意!)
ちなみにBMCダンモの使っていない方の刃にはマスキングゾルを塗って、使用している刃がどちらかすぐに分かるようにしています。
よく刃の幅の狭い方を使っていて、パーツ替えたときに幅の広い方を使ってしまい、広くなってしまった段を狭い幅に修正をすることをしていたので、一目で分かるようにしました。
以前はマスキングテープを貼っていましたが、使っているうちに剥がれてしまったので、マスキングゾルを使ってみました。
マスキングゾルを塗ってある刃を使うときにはマスキングゾルを剥がせばいいので、お手軽だと思います。
後は塗装後に擦れて、塗装が剥がれそうな部分を削りました。
上の写真の赤い線を引いた部分がそうです。
以上が右手の製作記事となります。
次は左腕の製作記事を書きます。
HGUC 1/144 グスタフ・カールの製作記事3はこちら!
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